人工授精 (IUI)

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人工授精 (IUI)

Intra-uterine insemination (IUI)

人工授精とは?

人工授精の一番最初のプロセスは男性からの精子採取です。採取された精子には、プロスタグランジン類が含まれており、これが子宮の痙攣と縮小を引き起こすので、そのままでは人工授精に使用する事ができません。
精しょうやプロスタグランジン類を洗浄する事で初めて人工授精への使用が可能になります。洗浄された精子は人工授精用カテーテルに入れられ、子宮勁部を通り子宮腔内へと送られます。

人工授精の対象となる人とは?

人工授精は、逆行性射精、尿道下裂であったり、また精子の質が十分ではない男性に効果的です。また慢性子宮頸管炎、過度の子宮前屈、子宮後屈といった子宮頸管に障害を持つ女性、また頸管粘液の質が不十分である女性、子宮頸部円錐切除を行った女性にも効果的な手法です。ここに挙げたような子宮頸管の異常が、精子が子宮へ到達するのを妨げてしまいます。
人工授精は、そのような場合に精子が障害を避け子宮腔に到達し、さらにそこから卵管へと移動するのをサポートする仕組みなのです。原因不明不妊といわれているカップルに対しても人工授精は効果的でしょう。

人工授精を行った後の妊娠率とは?

人工授精の成功率は研究により大きく異なっているのが現状です。しかし、一般的に言えば、その人の年齢(40歳以下=1サイクルにつき12%、40歳以上=1サイクルにつき5〜8%)、精子の質(正常形態精子の割合が4%以上=22%の妊娠率、正常形態精子の割合が4%以下=6%の妊娠率)、成熟した卵子の数、 洗浄後に残る直進運動精子の数によりある程度の予想が立てられています。
普通、3〜4回の人工授精を試みる事が可能で、その後に女性の妊娠が確認されなければ、体外受精が必要となります。

人工授精が行われる時とは?

人工授精は排卵とのタイミングに合わせられ、排卵は大量の黄体ホルモンが急激に放出された後(LHサージ後)に自然に起こります。また、排卵をコントロールする注射により排卵を促す事も可能です。そうした場合には通常、その36時間後に排卵が始まります。
注射を使わずLHサージが自然に起こった場合は通常、翌日に人工授精が行われます。一般的に、1000万の直進運動精子が人工授精成功に必要な最小数だと言われています。精子数が極めて少ない男性の場合は、体外受精が必要になる可能性があります。